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ニコンの双眼鏡の歴史はカメラより古く、戦前の創業時から生産しています。また、高級双眼鏡から手頃なコンパクト双眼鏡まで、その豊富なラインナップは国産メーカーでは群を抜いています。ところが、そのニコン双眼鏡の選び方ガイドについては、ネット上にもなかなかいい情報がないため、このサイトを設けました。私の主な用途は、旅行・ステージ鑑賞です。たまにバードウォッチングや天体観測もします。
なお、このサイトは私のメインサイト「ニコンF6のある生活」の姉妹サイトです。ニコンのカメラについての情報は、ニコンF6のある生活をご覧ください。メールは
最近の更新:2009/10/19 Carl Zeiss Victory 7x42T*FL
双眼鏡の使い道
一家に1台、双眼鏡
双眼鏡なんて使い道がなさそうだから買わない、という人もいるのではないでしょうか。ですが、双眼鏡とは懐中電灯のようなもので、普段は使わなくても、いざというときに必要になる代物です。たとえば、台風が通過した後、家の瓦が割れてないかどうか確認するには双眼鏡が必要です。また、庭木についた害虫を探す、といった用途にも使えます。一家の家長たる者、万一に備えて双眼鏡を常備しておくべきでしょう。
双眼鏡の稼働率を上げる
せっかくニコンの双眼鏡を買うのなら、非常時だけでなく日常的に使いたいですね。そこで、双眼鏡の稼働率を上げる様々な用途を紹介します。
- 1.旅行
- 双眼鏡を一番活用できる場は、何と言っても旅行でしょう。お金を出していくのなら、観光をとことん楽しみたいですね。
旅行では、やはり軽い双眼鏡が良いです。8x20(倍率が8倍、口径が20mm。8倍20と読む)クラスの小口径の双眼鏡が向いているでしょう。余裕があれば、8x30(8倍30mm)クラスの中口径双眼鏡を持って行くと、観光地の風景がはるかに鮮やかに見えます。
→双眼鏡の例:8x20HGL、トラベライトEX8x25、ミクロン
- 2.ステージ鑑賞
- これも、双眼鏡が大活躍するシチュエーションです。一般的には上と同じく、8x20クラスのコンパクト型が良いでしょうが、初めての劇場では勝手がわからず、どのくらいの倍率が必要か迷うことが多いものです。そのようなときには、8倍の双眼鏡と低倍率の双眼鏡を2つ持って行くと良いと思います。必要に応じて交換しながら使うというわけです。→双眼鏡の例:8x20HGL、トラベライトEX8x25、ミクロン、5x15DCF、遊4x10
なお、スタジアムのように広い場所でのコンサートでは、10倍の双眼鏡でも良いでしょう。お目当ての役者やアーティストの表情をじっくり見たいという人は、防振双眼鏡も検討の価値ありです。
- 3.スポーツ観戦
- これまた、双眼鏡がなくてはならない場です。8〜10倍クラスの双眼鏡が無難かと思います。野外スポーツを見る場合は、防水機能も必要になります。
- 4.博物館・美術館鑑賞
- 双眼鏡の意外な使い道が、博物館や美術館です。普通の人は博物館などではざっと眺めてさっさと歩いていってしまうものですが、至近距離までピントの合う双眼鏡を使うと、展示品の細かいタッチまでくまなくわかります。博物館などをとことん味わい尽くすことができるでしょう。
博物館・美術館用の双眼鏡は、低倍率で至近距離までピントが合うことが条件ですが、残念ながらあまり種類が多くありません。ニコンだと5x15DCF、遊4x10DCF、または単眼鏡のモノキュラーHG5x15Dがこれに当たります。ニコン以外では、最短50cmまでピントが合うPENTAXの双眼鏡パピリオが、ベストかと思います。
- 5.バードウォッチング
- 鳥は小さい上に、近づきすぎると逃げるため遠くから見る必要があるので、双眼鏡は必需品です。軽量、広視界、防水の中口径双眼鏡がベターですが、8x20クラスのコンパクト型でもけっこう使えます。→双眼鏡の例:8x32HGL、8x30EII、モナーク8x36
なお、バードウォッチングを本格的にやるならば、双眼鏡以外に高倍率のフィールドスコープも入り用になるでしょう。携帯用のコンパクトな鳥類図鑑もあると便利です。
- 6.天体観測
- 上の5つと違い、天体観測は(条件が良ければ)自宅にいながらにして楽しめるので、双眼鏡の稼働率を上げるのにはうってつけです。そのせいか、双眼鏡のガイドブックやホームページは、主に天体観測の見地から書かれているものが多いようです。
ただし、普通の双眼鏡(小口径)では星は見えません!!必ず、準大口径(40mm)以上の大型双眼鏡を購入しましょう。このことはガイドブック等にあまり書かれていないので、注意が必要です。ここを間違ってしまうと、余計な出費を強いられることになります。
さらに、天体用双眼鏡は、ひとみ径(=口径÷倍率)が重要です。ちょっと古いガイドブックではひとみ径7mmの7x50が推奨されていますが、これでは光害を増幅しすぎてかえって星が見えません。ひとみ径4〜5mm、10x42または10x50の双眼鏡がベストでしょう。適切なひとみ径の双眼鏡を選べば、都会でも驚くほど星が見えます。
また、星は的が小さい分、手ブレがよけい気になります。三脚に固定できる機種または防振双眼鏡が良いでしょう。
双眼鏡で楽しめる天体については、こちらのページやこちらのページ、それにFeelニコン(星空案内)がわかりやすいでしょう。ガイドブックも役に立ちます。また星探しには、天文シミュレーションソフトが必需品です。有料版だとステラナビゲーター、無料版ではStella Theater Liteなどがあります。星座早見盤ではわからない月や惑星の位置がすぐわかります。星図も1冊あると重宝します。
→双眼鏡の例:10x42HGL、10x42SE、12x50SE、18x70IF
最初に買うべき双眼鏡は?
使用目的がはっきりしている場合は、それに即した双眼鏡を買うのがよいです。
ですが、普通はそれほど使用目的を限定できないことが多いですよね。せっかく買うなら、できるだけ多用途に使いたいと思うのが人情です。そういう場合は、最初に8x20〜25のコンパクト双眼鏡を買っておくのが良いでしょう。これで、天体観測と博物館・美術館以外のだいたいの用途に対応できます。
なお、双眼鏡の性能は価格に比例します。買って後悔したくないタイプの人は、初めから思い切って高級機を買うのが良いかもしれません。ですが、双眼鏡は主観的な道具。安い双眼鏡でも1個あればけっこう楽しめますから、ニコンの双眼鏡であれば予算に応じてどれを買っても大きな問題はないでしょう。
双眼鏡はどこで買うべきか?
ずばり言って、ヨドバシカメラやビックカメラなどの大型量販店です。それ以外の店では、双眼鏡をほとんど店頭に置いていません。特に、ニコンなど高級双眼鏡はまず置いていません。双眼鏡はやはり自分で見てから買うべきものなので、店頭にたくさんの機種を置いてあるヨドバシかビックが一番でしょう(ヨドバシの方が店頭の品揃えが充実しています)。
ニコン双眼鏡の歴史
ニコン双眼鏡の歴史については、かつては本家サイト(英語版)に載っていて便利だったのですが、今はページがなくなっています。なお、戦前から現在までの全製品については、 Nikon Catalogusの中の"all Nikon binoculars and telescopes"(英・蘭語、Excelファイル)、また戦前のニコン双眼鏡については"History
of Nikon's binoculars"(英語、PDFファイル)が参考になります。日本語で書かれたものでは、 こちらのページや こちらのページがあります。
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